最新ベストアルバム「MISIA SOUL JAZZ BEST 2020」を引っ提げ、
今年1月から大阪・東京で開催されたアリーナツアー
“MISIA SOUL JAZZ BIG BAND ORCHESTRA SWEET & TENDER”の映像商品化が決定!
MISIAが「今まで誰もやったことのないライヴ」と自信をもって語る本ライヴは、
世界的トランペッターの黒田卓也を筆頭とするビッグバンドとともに、
MISIAの代表曲を“SOUL JAZZ”をテーマにお届けする極上ライヴです。
Blu-ray盤には特典映像として、MISIAと黒田卓也のタッグにより実現したNYでの
ベストアルバムの制作やツアーへの想いを語る
「MISIA×TAKUYA KURODA SPECIAL INTERVIEW」も収録。
特別先行上映会開催決定!

Blu-ray:¥7,000(税抜)BVXL-90
DVD:¥6,500円(税抜)BVBL-150

【仕様】Blu-ray 1枚 / DVD 1枚  ※初回生産分はデジパック仕様

▼「MISIA SOUL JAZZ BIG BAND ORCHESTRA SWEET & TENDER」ライヴ本編収録(110分収録)

▼「MISIA×TAKUYA KURODA SPECIAL INTERVIEW」収録(15分収録)※Blu-ray特典

SONG LIST

SPECIAL

LINER NOTES

今年2月に横浜アリーナで行なわれたアリーナツアー“MISIA SOUL JAZZ BIG BAND ORCHESTRA SWEET & TENDER”は、前代未聞の素晴らしいライヴだった。

MISIAがジャズ・トランぺッターの黒田卓也と出会ってスタートした“MISIA SOUL JAZZ”のプロジェクトは、オールスタンディングのライヴから始まって、ついにビッグバンドを引き連れてのアリーナ公演に行き着いた。近年、シンセサイザーやコンピュータが音楽全体を大きく変えてしまったが、生演奏の良さは昔から変わっていない。ただ、生演奏を聴く機会が恐ろしく減ってしまったのは事実だ。ビッグバンドとなると、さらにレアなケースになる。それを大会場のアリーナで実現できたのだから、MISIAの歓びは大変なものだったろう。もちろんそれを体験できたオーディエンスも、他の音楽ファンに自慢したくなるくらいラッキーだった。今回のDVDとBlu-rayには、そんな会場の雰囲気がしっかりと記録されている。

あの日のライヴは特別だった。その理由は、サウンドがライヴの中心に置かれていたことだった。MISIAを360°の方向から観られるステージには、一部を除いてモニター・スクリーンがなかった。オーディエンスはスクリーンに気を取られることなく、集中してMISIAを目で追い、耳はサウンドに集中していた。サウンドには、分厚いブラス・セクションの効果で驚くほど豊かな倍音が含まれていて、その鮮やかな響きをオーディエンスは堪能したのだった。

このDVD&Blu-rayでは、そうしたゴージャスなサウンドがたっぷり楽しめる。ライヴを収めた映像作品は数多くあるが、これだけの倍音を含むサウンドを楽しめるものはそれほど多くない。黒田の率いるブラス・セクションの倍音に包まれて、MISIAのボーカルがいつも以上に輝いていた。

映像作品『MISIA SOUL JAZZ BIG BAND ORCHESTRA SWEET & TENDER』の見どころは、何といってもライヴを心から楽しむMISIAとオーディエンスたちの表情にある。ノー・スクリーンの効果で、ステージを縦横無尽に駆け回るMISIAの視線は確実にオーディエンスを見つめ、かつオーディエンスがMISIAを見つめ返していて、両者が笑顔を交わすシーンが多く見られる。

「スクリーンがあると、私が目の前に行ってもスクリーンの方を見ている人がたくさんいて。そういう方は、私と目が合うとビックリされるんですよ」とMISIAが語っていたことがあったが、今回のライヴでは行く先々でオーディエンスの笑顔が待っていた。そうしたMISIAとオーディエンスの交歓が、本作の各所で観られるのも楽しみのひとつだ。

そして最大の注目ポイントは、MISIAの歴史を飾ってきた名曲の数々が、MISIA SOUL JAZZ BIG BAND ORCHESTRA SWEET & TENDERならではのビッグバンド・サウンドにアレンジされていることだろう。プロジェクトの発端となった「BELIEVE」は従来どおりのシンプルな演奏だったが、「あなたにスマイル」では新たにゴスペル風のコードが付け加えられ、超重厚なアンサンブルが楽しめる。この曲はこれまでも多様なアレンジで演奏されてきたが、今回のバージョンがいちばんライヴ映えしているように思う。

エモーショナルだったのは「オルフェンズの涙」。特に歌に入る前に繰り広げられる黒田のトランペット・ソロが素晴らしい。おそらくこれは即興演奏だったと思われるが、黒田の当日の名演がこうして映像付きで何度も味わえるのは、DVD&Blu-rayならではの至福である。そのソロに触発されて、MISIAのボーカルが深まっていくのがスリリングだ。

一方で、アルバム『MISIA SOUL JAZZ BEST 2020』からの新曲が、早くもライヴ音源&映像で体験できるのも嬉しい限り。堂本剛・作詞作曲による「あなたとアナタ」は、新しい曲であるのにも関わらず、MISIAの歌がまるで定番曲のようにリラックスしていて、完全にライヴの有力なレパートリーになっていた。アルバムでは堂本が歌で参加しているが、ここではMISIAが一人でストレートなラブソングとして歌っているのが興味深い。

また及川眠子が作詞した新曲「愛はナイフ」は、これまでになかったタイプの鋭いラブソングで、ライヴでのパフォーマンスが注目されていた。♪あなたを悔やませ続けていたい♪というアグレッシヴなリリックを、MISIAは絶妙なコントロールで表現する。黒田がコンダクターとなって盛り上げるサウンドと一体となった、渾身のミディアム・バラードは聴きモノだ。

スペシャル・ゲストのラッパーMIYACHIをフィーチャーした新曲「Mysterious Love」も楽しい。ビッグバンドが奏でるラテン・テイストの生演奏をバックにラップするという、贅沢なセッティングがクールだ。画面をよく観ると、MIYACHIが着ているのは、ご当地・横浜をホームとするスポーツチームのユニフォームではないか! スクリーンが無かったので当日は気が付かなかったが、このDVD&Blu-rayで発見してMIYACHIのサービス精神に愉快な気持ちになった。

このライヴに行けなかった人も、参加できた人も、同じように楽しめるディテールが他にもたくさんある。ユーモラスな“MISIAのMC”もたっぷり収められていて、これもお楽しみのひとつになっている。

ライヴ終盤の盛り上がりは、いつにも増して迫力がある。本数の少ないツアーではあったが、回を重ねるごとにパフォーマンスの完成度が増していることをMISIAもバンドも自覚していて、自信を持ってプレイしている。それが実際の音やミュージシャンたちの表情に表われていて、観る者をエキサイトさせる。

MISIA SOUL JAZZ BIG BAND ORCHESTRA SWEET & TENDERのグルーヴが爆発する「MAWARE MAWARE」や「陽のあたる場所」では、MISIAが目指したジャズ、ソウル、アフロビートなどが融合したジャンルレスの音楽が見事に提示されていて、胸のすく思いがする。

そしてクライマックスは、やはり「Everything」だ。『MISIA SOUL JAZZ BEST 2020』で聴いて、あまりの完成度にショックを受けたが、このライヴでもそれは変わらない。いや、それ以上かもしれない。全員が心を合わせて名曲を構築していく様子が、非常に感動的だ。もちろんその中心にいるのはMISIAで、彼女の歌う表情を見れば、このツアーが大成功を収めたことが分かるのだった。

Blu-rayの特典として収録されているインタビューでは、黒田が『MISIA SOUL JAZZ BEST 2020』での「Everything」のレコーディングについて語るシーンが印象的だ。4日間にわたったスタジオワークの最後に「Everything」はレコーディングされた。「今までやってきたことの集大成で、とてもやりがいあった」と言う黒田に、MISIAは深くうなづくのだった。

見るたびに発見と感動のある『MISIA SOUL JAZZ BIG BAND ORCHESTRA SWEET & TENDER』を、心ゆくまで楽しんで欲しいと思う。そして“次なるMISIA”に期待を膨らませて欲しい。

文:平山雄一

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