デビュー25周年イヤーがついにスタート!
待望の新曲を2曲同時配信リリース!
2022.10.21 (Fri) on sale
1998年、シングル『つつみ込むように…』で衝撃のデビューを飾ったMISIA。以来、その歌声は多くの人を魅了し続け、今や国内だけではなくアジア各国を中心に世界中にその存在を知られている。
そんなMISIAのデビュー25周年イヤーの幕開けを告げるにふさわしい2曲『希望のうた/おはようユニバース』が10月21日(金)に同時配信リリースされることが決定した。
『希望のうた』は、作詞作曲を矢野顕子が担当。どんなことがあっても決して奪われはしない希望を時に力強く背中を押すように、また時に共に手を取り合って一歩を踏み出すように歌う平和への願いを込めた楽曲になっている。昨年、矢野顕子のアルバムに収録された楽曲『音楽はおくりもの』以降続いている2人のシンガーによる交流を通じて生まれたという点でも『希望のうた』は大きな意味のある曲だ。
そして『おはようユニバース』はタイトル通り、1日の始まりを元気に彩ってくれる楽曲で、歌詞はMISIA自身の書き下ろしとなっている。パッと視界が開けるようなディスコサウンドに乗せて歌われるのは、“あなた”と“わたし”で迎える素晴らしい朝の瞬間だ。人間関係において最も小さく、最も愛おしい輪が世界中に広がってやがて地球を包み込む大きな球体になる――そんな情景が目に浮かぶポップチューンだ。
すでにTBS朝の情報番組「THE TIME, 」の新テーマソング、及び、ファイントゥデイ資生堂ヘアケアブランド「TSUBAKI」CMソングにW起用されており、印象的なフレーズを耳にした人も多いだろう。
この希望に満ち溢れた2曲とともに、まさに配信日の10月21日(金)より全国ツアー『Yakult presents 25th Anniversary MISIA THE GREAT HOPE』がスタートする。東京・日本武道館3デイズを皮切りに全国9都市のアリーナを巡る。コロナ禍にあっても、その時にできる最大限で生の音楽を届けることを諦めなかったMISIA。地道にコツコツと蒔いた希望のタネに、いよいよ水をやり芽吹かせ、花を咲かせる時がやってきた。まずはその第一歩とも言える楽曲『希望のうた/おはようユニバース』は、この時代を共に生きている多くの人の心の養分となる楽曲だ。
2022年7月16日(土) 放送
TBS「音楽の日2022」
2022年8月6日(土) 放送
NHK「ライブ・エール」
2022年8月28日(日) 放送
日本テレビ「24時間テレビ 45」
LINER NOTES
1曲のなかに、大きな物語が息づいている。
そしてその物語のなかで、様々な想いや感情が光を灯し、ひとつのあるべき世界をつくっている。
それは、『希望のうた』としか表現し得ない音楽だ。音符のひとつひとつが、言葉のひとつひとつが、声のひとつひとつが、聴く者の力となって身体に溢れ、前へと歩を進めてくれる。この道を歩いているのは一人ではない。確かなつながりを感じながら我々は大切なものを共に握りしめている――。
MISIAの新曲『希望のうた』が素晴らしい。すでにテレビの音楽番組などを通じてMISIAが歌唱をする姿を観た人も多いだろう。作詞作曲をしたのは矢野顕子。言わずと知れた、日本を代表するシンガーソングライターだ。矢野顕子とMISIAが音楽を通じて“共演“するのは、今回が初めてではない。
昨年、8月25日にリリースした矢野顕子のデビュー45周年を飾るアルバムに収録された『音楽はおくりもの』という曲に、MISIAがコーラスで参加しているのだ。その経緯が素敵だ。「矢野顕子史上もっとも歌を入れるのが難しかった曲」が、この『音楽はおくりもの』であり、「いっそMISIAに歌ってもらえないだろうか」と Twitterに冗談めかして投稿したところ、これにMISIA本人が反応して参加することになった。
そう考えれば、『希望のうた』は矢野顕子からMISIAへの返歌ともとれるし、さらなる本格的な共作とも言える。そしてまた、日本のポップミュージックの道がひとつにつながったようにも思えて仕方がないのだ。そこには、音楽を通じた人と人とのあたたかい交流があり、信念を共にしたクリエイティヴがある。そうした音楽の生まれる場所と関係がそのまま我々の生きている世界を活写しているようで、勇気づけられる。
音楽の役割について、MISIAはずっと意識的に活動してきた。特にコロナ禍と呼ばれるこの数年間を通じても、自らの信念を曲げることなく、出来る限り直接歌声を届けてきた。彼女の歩んできた道に、この『希望のうた』が今あること自体が祝福であると思う。
マーチングバンドのリズムとコーラス、ストリングスが力強く鳴り響くイントロから一転、長い影を引いたようなピアノのなかをつぶやくようにボーカルが入る。だんだん光が射すように曲が開けていき、やがて全てを平等に照らす太陽のもとで大団円を迎える。メロディの力と言葉の力、そして歌の力――すべてが一体となって聴く者ひとりひとりの力となる。
繰り返して言うが、この曲は『希望のうた』としか言えない音楽だ。あらゆるジャンルを超えて、ただ『希望のうた』としてこの大地に立っている。
Text●谷岡正浩