LINER NOTES
「Gloria -glorious evolution-」

MISIA初のクリスマス・チャリティ・アルバム「So　Special　Christmas」。そのオープニングを飾る「Gloria-「Gloria -glorious evolution-」は、讃美歌をモチーフに制作された楽曲だ。

シックな弦の響きが想起させるのは、美しく、穏やかな聖夜の光景。ソウル、ジャズ、R＆Bなどを融合させたサウンド、神聖なイメージをもたらすボーカルによって、聴く者をホーリーな雰囲気で包み込む。<窓辺に天使たちが集い、あなたがこの世界に生まれたことを喜び、歌う>情景を描いた歌詞からは、すべての人を肯定し、ありのままでいいというメッセージが伝わってくる。

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「This Christmas」

ダニー・ハサウェイが1970年に発表したクリスマス・ソング。音楽を通し、さまざまな社会問題を訴えてきた彼が、恋人と一緒に過ごすクリスマスへの思いを歌い上げた名曲だ。MISIAのバージョンは原曲のイメージをしっかりと残しつつ、00年代以降のネオソウルのテイストを取り入れたアレンジ。<今年のクリスマスは特別><さあ、手をつなごう>というリリックは、多くの困難に見舞われた2020年にこそ強く響く。心地よいグルーヴを感じさせる歌声も素晴らしい。

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「Holy Hold Me」

藤井フミヤ、TAKURO（GLAY）、CHARAなどが参加したアルバム「SINGER　FOR　SINGER」（2004年）に収録された楽曲（作詞：MISIA/作曲：久保田利伸）。R＆BとJ-POPをつなぐようなメロディラインとしなやかなボーカルを、タイトな響きをたたえたトラックがしっかりと際立たせている。ロマンティックな情景のなかで、消えかけていた夢を思い出し、大切な“君”の幸せを願う歌詞も絶品。切なさ、愛おしさ、温かさがたっぷりと伝わってくる、珠玉のクリスマス・ナンバーだ。

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「大きな愛の木の下で」

初のカバーアルバム「MISIAの森-Forest　Covers-」（2011年）に収められた唯一のオリジナル曲。最初に聴こえてくるのは“リンリンリン”という鈴の音。ソウルフルなバンドサウンドとともに<大きな愛を　ずっと変わらない　その笑顔で繋げて行こう>というフレーズが響き渡り、豊かで前向きな感情に包まれる。愛と笑顔を積み重ねることの大切さをまっすぐに伝えるボーカル、流麗にしてクラシカルなストリングスのもこの曲の魅力だろう。

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「ULTRA X’MAS」

シングル「星のように…」（映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』主題歌）のカップリング曲として収められた、かわいくて軽快なクリスマスソング。60年代のモータウンを想起させるサウンド、軽やかに広がるメロディライン、<ウルトラマンも子どもの頃/サンタクロースがいたのかな>というキュートな歌詞が、聖夜の楽しさ、愛おしさを感じさせてくれる。笑顔で歌っているシーンが目に浮かぶようなボーカルもチャーミングだ。

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「Everything」

2020年7月に“20周年特別編”として20年ぶりに放送されたドラマ「やまとなでしこ」の主題歌として、ダブルミリオンを記録した代表曲。ソウルミュージック、R＆Bのテイストを感じさせるドラマティックな旋律、ゴスペルのフィーリングを取り入れたコーラス、そして、に象徴されるピュアな愛情を映し出す歌詞。華やかさと上品さを兼ね備えた弦の響き、壮大なスケール感をたたえたボーカルを含め、クリスマスにぴったりの名曲だ。

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「THE GLORY DAY」
(So Special Ver.)

1998年に発表した代表曲「THE　GLORY　DAY」を本作のために22年ぶりに再録。冒頭からというフレーズで美しい高揚感を演出。現代的なR＆Bのエッセンスを反映させたバンドグルーヴ、質の高いブラス・セクション、そして、ゴスペル・クワイアの重厚なハーモニーとともに、<ここから祈ろう　あなたに微笑みがあるように>に象徴されるこの曲のメッセージを高らかに響かせている。楽曲の後半におけるMISIAのフェイクも最高！

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「アイノカタチ」
(So Special Ver.)

SUBARU新型レヴォーグTVCMに起用されている 「アイノカタチ」のSo Special Ver.。切なさと力強さを含んだトラックと<愛に　もしカタチがあって>というラインが共鳴し合い、前向きで温かいエモーションを生み出している。大好きな人に“ありがとう”と伝えたいーーそんな願いを込めたリリックは、クリスマスの雰囲気にもしっかりと重なっている。一つ一つのフレーズを手渡すように歌うボーカルも強く心に残る。

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「White Christmas」

ビング・クロスビーをはじめ、フランク・シナトラ、ドリフターズ、ザ・ビーチ・ボーイズなど名だたるシンガー/アーティストが歌ってきたクリスマスソング。この楽曲をMISIAはピアノ1本のシンプルなアレンジでカバー。原曲の豊かなロマンティシズムを救い上げながら、R＆B、ソウルミュージックのフレイバーとともに歌い上げている。家族や恋人などの大切な人と、または一人きりでじっくりと堪能してほしい。

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「THE GLORY DAY
-DJ EMMA NEW REMIX」

ジャジーなピアノとオルガンとともに奏でられるMISIAのソウルフルな歌声にうっとしていると、ハウスミュージック直系のトラックが鳴り響き、心と体を気持ちよく解放してくれる。ハウス、ラテン、ジャズ、ディスコ、ゴスペルなどを融合させたDJ　EMMAのリミックスは、全ての人に開かれたダイバーシティ感覚がたっぷり。クリスマスパーティを楽しく盛り上げるトラックだ。